スペインの穴場すぎる世界遺産!コロニアグエル教会
カタルーニャ鉄道に乗り、バルセロナ市街地からおよそ30分の郊外にある、コロニア・グエル教会。
出発前はわざわざ時間をかけて行くべきかどうか迷っていたけれど、行ってみると、ゆっくり見学できる穴場スポットだったんです。
郊外にあるからこそ、多くのパッケージツアーなどではスルーされているんですよね。
観光スポットとしてはおそらくハイシーズンであろう7月の半ば、驚異的なガラガラっぷりで世界遺産をひとりじめするという超テンションの上がる経験をしましたのでその写真をご覧いただきたいっ◎
夕方4時ごろに到着。
コロニアグエル教会の正面の外観は、ごつごつとした個性的なかたちです。
これが教会?ってかんじ。
近づいてみると……
外壁はびっしりと石のレンガが貼り付けられて、あちこちカラフルなステンドグラスとモザイクタイルが!!
自然の色と人工的な派手さの組み合わせが、不思議に魅力的です。
玄関ポーチの天井は、ガウディらしい破砕タイルのモザイクで装飾されています。
ステンドグラスの窓のまわりも、カラフルなタイルモザイクがいっぱい。
ステンドグラスはなかなか迫力のある大きさで、直径1.5メートルくらいはありそうだった。
デザイナーのイニシャル"A"のモチーフもあります◎
中に入ってみると、世界遺産なのに誰もいない……。
あまりにも穴場すぎて唖然。
この地下聖堂はほぼ円形の空間で、天井がアーチ状になっていて、大きな石の柱が支えています。
外から見えていたステンドグラスが光源になっていて、カラフルな光が差し込んでいます。
この写真のみ露出アンダーで撮影。なんともファンタジックな雰囲気です……*
テーブルとベンチも、この教会のためにガウディがデザインしたもの。
曲線的なデザインが建物にマッチして、空間全体に統一感が生まれています。
階段を上がったところの空間は、柱の装飾がかわいい。
ちょっと高いところから教会内部を見わたせます。
しかしこの空間には何もありません。というのも、実はこの教会、未完成なんです。
ガウディがサグラダ・ファミリア聖堂の建築に集中するため、このコロニアグエル教会の建築はここまでに紹介した地下聖堂が完成したところで中断してしまったそうです。
スタッフさん、あまりにもヒマ過ぎてずっとケータイで遊んでました。笑
ひとりでうろうろしている私を見かけると、写真撮ってあげようか?って声かけてくださって嬉しかったです◎
一人旅やと自分が写ってる記念写真が少ないからね。
未完成とはいえ、独創的なこの建物は世界遺産として認められるだけの魅力がじゅうぶんにあります。
ヨーロッパに数カ国旅行経験のある知人にこの教会の写真を見せたところ、
他のヨーロッパのどこにもない雰囲気の建物だと言って感心していました。
世界の中でも突出して異質なガウディ建築、ここはもっと知られるべき!!
注意点は、地元の方の教会として今も使われているため、見学できる時間が曜日によって違うこと。
これから行かれる方は出発前に要確認です!
開館時間と行き方は地球の歩き方でカバーできました◎
A22 地球の歩き方 バルセロナ&近郊の町 イビサ島/マヨルカ島 2018?2019
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2018/01/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
◆
ツイッターでは更新情報をお知らせする他、自由につぶやいています◎