地球の歩き方に載ってない!コロニアグエル周辺のゴシック建築群
フィゲラスからバルセロナへ戻った後、地下鉄とカタルーニャ鉄道を乗り継いで、またまた郊外へ移動しました。
目的地は、アントニ・ガウディ建築のコロニア・グエル教会です。
そこはバルセロナ市街地から電車で30分ほど離れているうえ、最寄り駅が無人駅という、ややマイナーな観光地。
終日自由行動が2日しかない弾丸旅行の中で、多くの時間を割き、わざわざ足をのばしてたったひとつの建物を見に行くかどうか、ものすごく悩んだのですが、せっかくの個人旅行、自分だけの特別な旅にしたいという思いで観に行くことに決めました。
しかしいざ行ってみると、コロニアグエル教会の周辺は、独創的で美しい建築物がいくつもある見どころ満載の集落になっていて、わざわざ行く価値が大いにあったと思える素晴らしいスポットだったのです。良い意味で裏切られた!
今回の旅行で参考にしたガイドブックの"地球の歩き方"には、周辺にゴシック建築があるとは書かれていましたがその写真は一枚も載っておらず、あまり期待していなかっただけに、前知識なしで初めて見る建物に驚きの連続でした……!
今回の記事はガイドブックにも載ってない、その素敵な町並みの記録です◎
のんびり歩いて散策
昼過ぎにカタルーニャ鉄道でコロニアグエル駅に到着すると、下車したのは私のほか、4人組の中国人観光客が1組だけ。
駅周辺は、なーんにもなくて、道路があるだけ。そして誰もいない。
ちょっと離れたところに要塞みたいな建物があるのが見えて興味をひかれるところですが、目的のコロニアグエルとは反対方向なのでひとまずスルーして出発します。
単純な道なのでわかりやすい。
気持ちいい木漏れ日の中をお散歩気分で歩いていくと、10分ほどでコロニアグエル周辺の集落に到着です。
並木道を抜けると、装飾がおしゃれな建物がドーンとお出迎え。
とっても気になりますが……先に観光案内所に入り、地図と音声ガイドを受け取ります。
音声ガイドは日本語に対応していて、建物のデザインの特徴や歴史について聞きながらコロニアグエルの建築群を巡ることができます◎
(観光案内所の隅に段ボール製のサグラダファミリアが飾ってあってちょーかわいかった!笑)
案内所を出まして、さっそく順路どおりに散策してゆきます。
小さな集落に、レンガづくりの個性的な建物がいっぱい!
2階のバルコニーがロマンチックねえ。
こちらは長屋のような住居。
半円状に出っ張っている内側はどうなってるんだろうか。
玄関がかわいい!
どのお宅も控えめにガーデニングを楽しんでいます。
住宅地の奥にある、複雑な造形でひときわ大きな建物は、小学校です。
なんと現在も使われているそう!
壁面はモザイク状に石が貼り付けられています。
煙突にも装飾が。
どの角度から見ても面白い!
住宅地に戻ります。
この建物は、レンガだけを使って装飾しているのに美しく、表情豊かなところがすごい!
この繊細さよ!!
レンガの組み方に様々なバリエーションを加えて装飾にしているのが、この建築群の特徴なんだそうです。
いちばん最初に見た建物の裏側です。
ここはマンションのようなもので、何組かの家族が住まれているそうです。
ゴシック建築ではないけど気になったところも。
このタイルの使い方がかわいい!
石やタイルや貝をコラージュした手作り花壇のガーデニング。
何年も使い続けてくたびれたような雰囲気やラフさが素敵だった!
始終どこを見ても自然なやさしい色合い、静かで落ち着いた町並みですごーく癒されました。スペイン、奥深し。
最初に駅前から見えた要塞のような建物は、"サルヴァナの塔"というものだと、順に見学していく中で音声ガイドで解説がありました。
そして最後に、この集落の主役であるコロニアグエル教会へ向かいます!
教会のすばらしさは次の記事に◎
これからコロニアグエルに行く人へ
コロニアグエル周辺では、売店や自動販売機を見かけませんでした。
(私が見落としていただけかもしれませんが……)
夏の暑い時期に行く場合は水分不足で苦しまないように、準備してから向かうことをおすすめします!
集落の中に小さいカフェがあったような気がしますが、おなかが空いた状態で行くのもつらいと思います。
集落と教会を合わせて、ゆっくり見学するのに2時間強かかりました。
楽しんできてください◎
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