豪華でクレイジーなジュエリーの宝庫。ダリ宝飾美術館!
スペイン・フィゲラスのダリ劇場美術館の出口を出てすぐのところに、ダリがデザインしたジュエリーだけをまとめて展示している併設のダリ宝飾(宝石)美術館があります。
こちらの入場料は劇場美術館のチケット代金に含まれているので、絵画などと合わせてダリの世界観を楽しむことができます。
真っ暗な内装の美術館の中でキラキラ、ギラギラとまばゆく光る数々のジュエリーは、やはりサルバドール・ダリがデザインしただけのことはあり、どれひとつとして普通の感覚で作られたものは見当たりません。
はっと目を引く個性的なカタチのアクセサリーや、贅沢な鑑賞用のオブジェなど、特に印象的だった作品を紹介します。
まずはこれ。悶絶レベルにかっこいい、目のブローチ!
ガラスで出来た眼球には、時計が描かれています。
ちょーー欲しい!
ダリといえば、絵画でおなじみの溶けた時計。
ゴールドのレリーフになると、絵に描かれたものよりリアリティがありますね。
シューズに着けるアクセサリー。
植物のような、人間の手のようなもの。
上部に"Dali"とサインが入っていますね。
受話器型イヤリング。実際耳に着けたら重そう。
一見ゴージャスでボリュームのあるネックレスですが、中心が顔になっているのがわかりますか?
まじめにふざけてるよね。
ルビーのリップブローチ!パールで歯を表現しています。
毒っ気があって良い!
ダリのジュエリーは、体の一部をモチーフにしたものが多いですね。
派手さはないけど独創的なブローチたち。
そしてこの宝飾美術館の主役と言ってもよい、求心力のある作品がこれ!
ロイヤル・ハート!
王冠、ハート、真っ赤なルビー、ゴールドの組み合わせが最強。
ルビーでできた心臓が、拍動するように動くんですって!
(この画像は紹介映像を撮影したものです)
左胸に着けたい。
ここからは、観賞用のオブジェ的作品。
離れて見ると、きれいなぶどう。
しかしよく見ると上部がドクロになっていて、ちょっとホラー。
このダークなかんじがかなり好き!
溶けた時計がここにも。
とうもろこしかな?宝石がいっぱい付いてるのでめっちゃキラキラしてました。
この大きな作品は中央の茶色いクリスタルが扉のようにパカっと開いて……
奥に描かれている小さな絵画が見えたり、隠れたりします。
そういえば館内に音声ガイドはありませんでした。
こんなにわけのわからない作品ばかりが並んでいるというのに、解説やヒントがほとんどなくて途方に暮れました。苦笑
考えるな、感じろ!ってことなんでしょうか。
ここまでゴージャスかつ奇想天外な美術館は、きっと他のどこにもない!